ソチ・パラリンピック閉幕から早1週間余り

2014年03月26日

冬季パラリンピック・ソチ大会が日本時間3月17日未明に閉幕しました。
あまりに時期遅れの投稿ですが、色々立て込んでいて、ゆっくり振り返る時間が取れませんでした困ったな

今大会の競技初日から、アルペンスキー男子座位で金メダルを獲得した狩野亮選手は、前回のバンクーバー・パラリンピックでもメダルを獲得していますが、狩野選手曰く、バークーバーでは「取れちゃった」メダルだったそうで、今回は「金メダルを取りに行って取れたメダル」だと言っていたし、2個も金メダルを獲得できて、喜びもひとしおだったことでしょう。 
あの座位のアルペンスキーは、傾いてコケないかと本当に見ていてハラハラしてしまいますが、絶妙なバランス感覚でチェアスキーを操る様には、いつも感心と感動を覚えます。

視覚障がいのある選手が競技に参加する場合、いわゆる健常者がパートナーとして先導しながら競技をしていますが、あの様子にもいつも感動します。 お互いに本当に信頼し合わなければ成立しない競技なので、スキーで滑る以前の問題から取り組まなければならない訳で、どれだけの試練を乗り越えてあの場に立たれていたかと思うと、それだけで涙ぐんでしまいそうになります。
でも、選手の皆さんは、ご自分に与えられた(残された)力を発揮して、精一杯戦っていらっしゃることに、健常者も障がい者もないな、とつくづく思います。

閉会式で、冒頭、足が不自由なパラリンピックのボート選手が、上からつるされたロープを15メートル登り、英語で「不可能」を意味する「impossible」という巨大な文字の一部を動かして、「私はできる」という意味の「I’m possible」に変えました。
ロシアを代表してスピーチに立ったコザク副首相は、「『不可能は可能にできる』ということを、私たちは改めて信じるようになりました」と大会を振り返りました。

『不可能は可能にできる』・・・この言葉にもまた感動して、私の座右の銘にしようかと思っています。
ソチ・パラリンピックが終わって1週間以上経っても、この言葉は胸に響いていて、諦めずに前に進み続けているパラリンピックの選手達、また、今回は出場できなかったけどパラリンピックを目指して頑張っている選手達にも、心からのエールを送ると共に、月並みですけど、「感動をありがとう!」と言いたいです。



Posted by Alice at 17:03
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